今回は、10年看護師を続けてきた私が、超安定した職業である「看護師」をやっているのに、
なぜ副業にチャレンジしようと思ったか。
そして副業を始める中でどんなことを大切にしているかを副業超初心者だからこそ見えた世界戦を共有したいと思います。
看護師になったきっかけ
紆余曲折あったものの10年看護師を続けてきました。
私は四大から看護学校に入ったのですが、四大の就活当時は今と違って就職難の時代で、内定を1社取るのにも苦労した時代でした。
「内的切り」とか「派遣切り」と言った言葉が横行する時代。
そんな中、私が選んだのは就職ではなく、看護学校への進学。
看護師になればどんな時代でも働けるだろうと思ったし、全国どこでも働けるので資格を取ろうと思いました。
進学すると、同じような思で進学した社会人、主婦(夫)の方が多くいました。
時は流れて就職し、2か月で新卒で入った病院を辞めるのですが(詳細はこちら→適応障害で新卒2か月で退職。その後の復活過程(マインド編)
「もう辞めたい・・・」新卒看護師が退職ってアリ!?→新卒2か月で辞めた私が10年看護師を続けられているワケ(行動編))
その後も何とかかんとか続けて約10年になります。
こんなボロボロの経歴でもやはり仕事に困らないのが看護師の魅力の一つでもあります。
10年を経ての気づき
社会人になって約10年。
本当に10年続けてきたのかと疑ってしまうほどお給料が上がりません。
会社は昇給してるのですが、税金や社会保険料で引かれてしまい、本当に昇給したのか?と思うようなお給料。
60歳で社会から引退したとして(多分引退できないけど)まだあと約25年はある。
これから介護保険料も引かれる。
そして私がいた会社は50歳で昇給停止。
そして、会社に貢献してもしなくても同じ給料。
残りの25年間の労働者人生、ほとんど変わらない給料でやっていくにはさすがにモチベーションが続かない。
そしてさまざまな社会情勢によって物価がどんどん高くなっている。
昇進しても、昇給してもその分税金、社会保険料が引かれて手取りはほぼ変わらない。物価は高い…このループからどうにか抜け出さなくてはならない。
パートしながら副業を始める
てことで、副業を始めようと一念発起
副業であれば将来的に収入が増えても青色申告などで税金対策が出来る!
そして頑張りに応じて収入が増える可能性がある!
看護師は職場に出勤ありきだけど、副業ならリモートワーカーの職種もある。
そう思ってアラフォーですが、webライターにチャレンジしています。
私の場合は、8年勤めた介護施設を辞めたタイミングで始めました。
もちろんさすがにいきなり副業だけで生活するのは無理なので看護師を続けています。
パートで!(ここで社会保険料を支払えるのもメリット)
なぜパートかというと、私にはフルタイムで働いて、空いた時間で副業をする時間や体力、そして要領の良さがないからと判断したからです。
お給料は減るのですが、ある程度自分に負荷をかけるためにもパートにしました。
また、看護、介護業界って正社員で副業OKなところって少ないので、
パートや派遣になりがちなんですよね。
また、これは個人の経験ですが、バレずに副業をやる方法ってのがあるのは知っていますが、前職で副業がばれてペナルティを課せられた人がいたので、私はきちんと退職してパートでやっています。
習慣化
「副業をやってみよう。」「いずれこっちがメインになったらな…」
とぼんやり思いはじめたのが2月ごろ。
その時にたまたま読んだ本に習慣化の重要性というのがあって、それを参考にしました。
「億までの人 億からの人」という本なのですが、世界の億万長者を相手に仕事をしてきて元ゴールドマンサックスの方が著者です。
著者が言うには億万長者というのは朝から高級ホテルで高級シャンパンを開け、仕事なんてせず、一日優雅に暮らしているというのを想像するかもしれませんが、実際は全然違うと。
アラブの王族なんかとも取引があったようですが、そういったレベルの人こそきちんと早寝早起きをし、適切に食事をとり、運動をしている。
時間を最大限有効に使っているからこそ億万長者になれるのだとのことです。
もちろん私なんか「億まで」もなにも足元にも及ばないのですが、すごく刺さったのです。
もし、副業をするなら自分が経営者で自分が社員。
営業や経理、制作もすべてが自分。
堕落しようと思えば好きなだけ自堕落になれるなと思いました。
習慣化①「早寝早起き」
そこでまず、早寝早起き習慣を取り入れました。
仕事があった日は朝5時半に起床。
朝起きてまず、ヨガで体をほぐします。
もしくは以前は夜にやっていた洗濯を朝に変えました。
朝、ベランダに出て洗濯物を干すと太陽を浴びるのでセロトニンが出て、とても気分よく1日が始まります。
そして何より朝、時間にゆとりをもって出勤するのはとても気持ちの良いものです。
休みの日も遅くとも8時半には起きるようにしました。(それまの私は昼、いや夕方まで寝てました。)
美容院やマツエクなどは休みの日にゴロゴロしていたかったので
いつも休みの前日の仕事終わりに行くことがほとんどだったのですが、
休みの日の午前中に行くことにしました。
そうすることで休みの日も1日が有効活用できるようになりました。
習慣化②「運動」
趣味で4年ほどヨガはやっていますが、週1回程度。
それにヨガは本来、運動ではないのでそんなにエネルギ―消費や体力の消耗がありません。
そこで、休みの日は近くの公園へ行って30分ほどウォーキングをすることにしました
これが案外やってみると楽しいもので、それまでほとんど運動なんてしてこなかった人間がスマホも見ずにただ緑のある公園を歩くってすごくスッキリします。
慣れてくると結構疲れも快感になってきて、それまで是が非でも自転車通勤だったのですが、雨の日は歩いて職場に行くことにしました。
習慣化③「とにかく記事を書く」
そしていざライティング。
毎日必ずPCに向かう。
なにかしら記事を書くことを徹底しました。
これはどうやって習慣化したかというと、「作業興奮」という効果を利用しました。
例えば、勉強してるときに気が散ってしまい、部屋の掃除をし始めたらどんどんハマってしまって、
いつの間にか1時間部屋の掃除をしてたっていう経験ありませんか?
ドイツの心理学者クレペリンが提唱した「作業興奮」は
「やる気がないからやれないのではなく、やり始めるからやる気が出る」というもの。
その作用を味方につけ、とりあえずPCを開いて、何かしら文字を打つことをしています。
習慣化④「節約」
これからライティングをしていく上で仕事が捗る場所を作るというのもめちゃくちゃ重要です。
「家では集中できない。」
「カフェでやると捗るんだよな。」っていう方、多いと思います。
私もそうでした。
ただ、カフェで一杯のコーヒーで仕事をするにも最低でも500円くらいはかかります。
毎日毎日500円使っていたら相当な出費です。
私は環境も習慣化しました。
家でやる。
これに尽きます。
前述の作業興奮の効果を利用して「とにかく家でPCを開いて、まずは5分何かしら記事を書く。」
すると作業興奮効果の通り1時間なんてあっという間で、ある程度の記事を作成したりしているものです。
お金はかからないし、どんな格好でも良いし、天気も関係ないし
家でやれればそれに越したことはないはずです。
「副業」を始めるよりも重要なこと
「副業」というと「どうやってやるの?」「いくらお金が入るんだろう。」「何をやったらいいの?」と仕事内容に対する疑問で頭がいっぱいになりますが、私のような副業初心者も億万長者の人も
一番重要なのは「習慣化」です。
習慣化を定着させるコツはそこに意識を介在させないことだそうです。
例えば、ご飯を食べたら歯磨きをすると思います。
でも、1日歯磨きが出来ないと、とても不快だと思います。
「ご飯を食べたら歯を磨く」
これぞ習慣化の最たる事象の一つです。
習慣化の確立とは「それをやらずにはいられない」という「無意識の状態」を言います。
継続は力なり
現代ではあらゆる副業の形があります。
ライター、動画編集、せどり、SNS代行、YouTuber…
経済的自立が個人で目指せる時代になりました。
これらすべて継続力が重要と言います。
継続のためには生活習慣を整えること。
私もまだまだ始めたばかりで偉そうなことを言える立場ではないのですが、
2月から続けている「早寝早起き」「運動」「節約」「毎日PCを開く」は続けていますし、
やらないと気持ち悪いレベルになってきました。
それでもまだどこかで少しでも緩めてしまったらそのまま堕ちて行ってしまいそうな気配もめちゃくちゃあります。
副業とはいえ立派な仕事であり、お金を稼ぐ行為です。
そりゃ、空いた時間にぽちっとやって〇万円なんてありえない。
そしてやってみてわかったのですが、実際にはとても地味なもの。
時々「一人でなにやってんだろ。」と思うこともありますが、
そういう時は以前にジャーナリングした自分の目的を振り返るようにしています。
行き詰った時は原点に還る
私が副業をする目的は
「看護師以外の働く手段を得る」
「家で出来る仕事をスキルにする」
「少しでも良い暮らしをするには会社員ではむずい」
これです。
「じゃあ今頑張らないといけないよね。」って自分に言い聞かせています。
私も副業はまだまだ超初心者です。
だからこそ、焦らず、無理せず、できることから続ける大切さを実感しています。
いきなり結果を求めず、「続けられる自分」をつくる。
まずは、生活習慣を見直すことから始めてみませんか
時間の使い方を変えれば、きっと未来も変わるはず。
Time is money──
参考文献:「億までの人 億からの人」著:田中 渓(徳間書店 2024年 11月27日出版)
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